会長挨拶

「継続そして、前進」
 
2023-24 藤枝南ロータリークラブ
会長 渡邊 博文

クラブ運営方針
2023-24年度のRIテーマは、「世界に希望を生み出そう」です。人類が何度も過ちを犯してきた戦争や紛争が、今もなお世界各地で勃発しています。偏見や差別、憎悪などが湧き出し、世界の秩序や私たちの生活はとても不安定になっています。世界平和は我々人類の礎であり、平和で希望あふれる未来へとつなげていくことが最優先事項となっていることを強く感じます。ロータリー活動の中で、世界平和に貢献することも重要なテーマの一つとなりました。
会長に指名された私は、2023-24年度を運営していくにあたり、「ロータリーとは、一体何なのか」ということを最初に自問しました。ロータリアン一人一人に問えば、それぞれの答えが返ってくるでしょう。
ロータリーを考えるにあたり、ポール・ハリスがなぜロータリーを設立したのか知ることが重要だと思います。彼は、仕事上の付き合いが、そのまま親友関係に発展するような仲間を増やしたいと、考えました。
ロータリークラブは、会員間の友情を、とても大事にする団体・組織です。しかし、ロータリーが友情だけの団体・組織であるならば、今日のように国際的な大きな組織として発展はしなかったでしょう。と同時に、友情を大事にする団体・組織でなければ、今日のロータリーは決して存在してなかったと思います。
ロータリーは、ポール・ハリスの心の原点である友情が基本にあります。
そして、ロータリーの心は、慈善ではなく、四つのテストにあるように、倫理性を大事にしています。ロータリアンには、立派なモラルが求められています。混沌としたこの時世を、正しい方向に、歩んでいる姿、この事実こそがロータリーであり、ロータリアンではないでしょうか。
私たちが、このクラブに魅力を感じ、所属し、活動ができていることは、そこには、長きにわたり尊敬すべき先達の存在があり、友情と倫理を両立させているからでしょう。私たちが目指すべき姿や理想は、ロータリアンでありロータリーそのものなのです。
長い歴史の中で、ロータリーが目指してきたことは、個人、家族、会社、地域社会の向上・成長です。これらの向上・成長こそが、未来に向かう原動力にもなっていると思います。
これらのことを我々ロータリアンは、サービス精神、思いやり、愛情をもって、今年度の活動としてに進めていきましょう。時代が流れ、変化していく中で、世の中から求められていることを敏感に感じ取り、期待に応えていくことも大切な事だと考えます。
皆様のご理解とご協力もって運営して参ります。一年間よろしくお願いいたします。